国土交通省中国地方整備局の高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所は、高齢者など要配慮者のマイ・タイムラインの作成過程をテーマとしたミニドラマを公開した。大雨が降った時の避難について、高齢者とその家族、近隣住民、福祉事業所職員が一緒に考えていくやりとりをドラマ化している。高齢者役には94歳の劇団俳優・岡田忠雄さんが出演するなどリアリティーが高く、当事者意識を持って見られる映像となっている。
ミニドラマは、超高齢社会の課題を「演劇」というユニークな切り口でアプローチする劇団OiBokkeShi(オイボッケシ)が制作。同事務所のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=5RgYuFgeJoo)で公開している。
マイ・タイムラインは、台風の接近時などに取る防災行動を事前に時系列的に整理する取り組み。1人で避難することが難しい要配慮者のマイ・タイムライン作成には、協力者との相談が重要となる。