【現場管理】安全衛生支援ツール「Work Mate」 鹿島とユビテックが共同で試行運用実施へ | 建設通信新聞Digital

5月8日 水曜日

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【現場管理】安全衛生支援ツール「Work Mate」 鹿島とユビテックが共同で試行運用実施へ

 鹿島とユビテック(東京都港区、大内雅雄社長)は、安全衛生支援ツール「Work Mate」(ワークメイト)の試行運用を共同で実施する。鹿島の建設現場でワークメイトの各種機能の有効性を確認し、さらなる機能向上につなげる。鹿島はワークメイトの有効性が確認できれば、人・モノ・建設機械の位置や稼働状況を気象・交通情報などの環境情報とあわせて一元管理できる統合管理システム「Field Browser」(フィールドブラウザ)とのデータ連携を進め、高度な現場管理システムの構築を目指す。

導入システム構成イメージ


 ワークメイトは、作業者が装着したスマートウォッチを通じて「転倒・転落検知」「SOSアラート通知」「屋内外位置測位」「バイタル情報測定」といった情報を取得し、危険な状況を検知した際は作業者や現場責任者などに通知できる安全衛生支援ツールだ。2019年にサービスを開始し、ことし1月には熱中症の予兆を検知し発症前に予知する「熱中症予兆検知機能」を追加した。

 試験運用の対象となるのは、NEXCO西日本関西支社から鹿島が受注し、大阪府枚方市で施工を進めている「新名神高速道路枚方工事」の現場に従事する作業員20人で、実施期間は3月1日から。1年間を通じてスマートウォッチを着用し、体調不良者の即時発見や対処に対するワークメイトの有効性を検証する。



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