【経験と教訓を後世に】東北整備局ら実行委員会 宮城と福島に震災伝承看板4基を設置 | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

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【経験と教訓を後世に】東北整備局ら実行委員会 宮城と福島に震災伝承看板4基を設置

 東北地方整備局や東日本大震災の被災県などでつくる「東日本大震災メモリアル施設整備実行委員会」は2020年度、震災の経験と教訓を後世に伝える震災伝承看板を宮城、福島両県に4基設置した。

南三陸町に設置された「くしの歯作戦」の看板

 看板の設置は、震災時の情報を現地で発信するとともに、訪問者がそれぞれの拠点を巡ることで、震災の記憶と復興の軌跡に触れてもらおうと、17年度にスタート。東北地域づくり協会が、みちのく国づくり支援事業の一環として支援している。

 昨年度までに青森と岩手、宮城、福島の4県内15カ所に設置済みで、20年度は新たに宮城と福島両県内各2カ所に設ける。

 今年度に設置する看板の内容と場所は、次のとおり。
 〈宮城〉
 ▽津波を受けても落ちなかった橋(二十一浜橋)=気仙沼市本吉町二十一浜▽救援ルートを切り啓いた「くしの歯作戦」=南三陸町志津川字五日町201-5(南三陸さんさん商店街)。
 〈福島〉
 ▽総合的な防災力の高いまちづくり(原釜尾浜防災緑地・尾浜地区海岸・県道相馬亘理線)=相馬市原釜大津(原釜尾浜防災緑地)▽同(ひろの防災緑地、浅見川・北迫川堤防、浅見川地区海岸、県道広野小高線)=広野町下浅見川(ひろの防災緑地)。



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