【江戸時代のイメージ踏襲】中の棚商店街の石畳リニューアル 景観向上に配慮した路面構築へ | 建設通信新聞Digital

5月19日 日曜日

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【江戸時代のイメージ踏襲】中の棚商店街の石畳リニューアル 景観向上に配慮した路面構築へ

 大成ロテック中国支社は、広島市の中心地にある中の棚商店街の石畳をリニューアルする舗装工事を受注し、現地で作業を進めている。四半世紀前に整備された自然石舗装とピンコロ石(御影石)で構成された舗装を半たわみ舗装に改修する。

 中の棚は、広島の都心である八丁堀に近く、相生通りや本通・金座街に囲まれた縦横5本の街路からなる商店街。江戸時代には、赤御影石の敷き詰められた魚問屋が集まっていた場所として知られている。近年は、赤御影石やピンコロ石が敷き込まれるなど、街の歴史をコンセプトとした街路整備が進んだが、経年劣化により改修することが決まった。

 舗装は、江戸時代の赤御影石とカッター目地により大判の石を連想させるイメージを踏襲したものとする。改修は、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性を併せ持つ半たわみ舗装を採用。表面をショットブラストなどで処理することで、より景観向上に配慮した路面を構築する。

 現在、市民生活への影響を最小限に抑えながら順調に作業を進めており、ショットブラストやカッター目地の施工を進め、4月末の完成を目指している。



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