【7月から収穫・出荷開始】安定栽培のノウハウ習得へ 奥村組が"夏秋いちご"事業に着手 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【7月から収穫・出荷開始】安定栽培のノウハウ習得へ 奥村組が”夏秋いちご”事業に着手

 奥村組は、小諸倉庫(長野県小諸市、篠崎友宏社長)と共同で事業会社「軽井沢いちご工房」(長野県軽井沢町、福知克美社長)を設立した。夏秋に収穫・出荷する「夏秋いちご」の栽培・出荷・販売事業を開始。安定栽培のノウハウを習得することで、将来的な施設拡張と事業の拡大を狙う。

ハウス内定植状況


 暑さに弱いいちごは、冬春期に収穫・出荷が集中するため、夏秋期に出荷量が極端に少なくなる。夏秋期は輸入品や冷凍いちごが主に流通しているが、洋菓子店などの業務用を中心に年間を通して需要がある。

 近年、 国産品の需要が高まっていることに加えて、 夏秋いちごの品種改良が進んでいる点に着目。 出荷量が少なくなる夏秋期に冬春いちごと遜色ない高い品質を持つ夏秋いちごの安定供給に取り組む。

 農場として、夏秋いちごの栽培に適した冷涼な高地である長野県軽井沢町の耕作放棄地を確保して、2020年5月から施設整備に着手。7.2×46mの農業用ビニールハウス4棟で冬春いちごに劣らぬ香りや甘みを持つ「なつあかり」と「信大BS8-9」の2品種を栽培する。7月上旬に収穫・出荷を始める。



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