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【3次元モデルを駆使して危険予測】構造物の判断基準データを提供 iシステムリサーチ

最終更新 | 2021/05/21 10:51

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 「インフラDXを見据えて3次元データを積み重ねていけば、さまざまな状況を予測してより多くの災害防止に貢献できるようになる」と語るのは、iシステムリサーチ(京都市)の西川啓一社長だ。2013年3月、三菱電機のエンジニア経験を生かし、トンネルなどインフラ構造物の3次元点群データの解析事業で会社をスタートさせた。現在は高精度GNSS-RTKシステムやリアルタイムモニタリングシステム、小型測量機器などを開発し、ソフト・ハード両面で事業を展開する。

 3次元点群解析は、点群データを解析し正確な地形モデルを作成することで、高度な危険予測データを提供する。

 例えばトンネルは、コンクリートの外側に大量の土砂がある。ここに地下水が大量に流れると、水圧によりコンクリートが内側に押され、ゆがみが生じる。最初は1mm以下のゆがみが、やがてセンチ単位となり、ひび割れや崩落につながる。西川社長は「われわれはデータ解析屋。3次元点群から㎜単位のゆがみを解析し、トンネルの危険度や修理の必要性の判断基準となるデータを提供する」と語る。

 ハードの開発も手がけており、その1つが独自開発の「SOI」によるリアルタイムモニタリングシステムだ。

 SOIはフィールドで計測したデータをクラウド上で管理することで、データ送信を無人・自動化する。定点的にデータを取得したい場所に傾斜計や雨量計などを設置すれば、リアルタイムで河川や法面を監視できる。安川郁夫取締役会長は「地盤災害は水が悪さをする。現状は雨量だけで危険度を判断しているが、リアルタイムで雨量以外のデータも収集することで、より精度の高い危険判断基準を作成できる」と語る。

西川社長(右)と安川会長


 ハード面では他にGNSS-RTKシステムの「Sept-SOI(セプトソイ)」を開発している。

 同種技術として一般的なGPSは誤差がメートル単位で生じる一方、セプトソイは6mmの精度で座標を得られる。測量ドローンに取り付ければ、誤差数cm以下精度のデータを計測でき、クレーンなどの重機では、先端の座標を数cm単位でコントロールできる。「重機などに取り付けて正確な施工をしたいという会社に、アドバイスをすることもある」と西川社長。

 東京大学や京都大学、徳島大学などと共同で研究している技術もある。そのひとつが自動走行小型ボートによる水底の3次元モデル作成だ。秒速約7mで進む小型ボートに超音波計測器を取り付け、水面から水底のデータを収集する。既にいくつかの川で実証し、ほどなく実用化を見込む。安川会長は「川底の形状は刻々変化しており、その時々の形を捉えて川やダムの貯水や流下能力を正確に把握できれば、水害時の被害予測を含め河川の管理が格段にやりやすくなる」と語る。

自動走行小型ボート


 今年度以降の目標は、建設DXに対応できるよう3次元解析、セプトソイ、小型計測器などの個々の技術を統合し、一定の範囲の状況をリアルタイムで計測するシステムを構築すること。西川社長は「会社も10年に近づき、さまざまなデータや技術を蓄えてきた。精度の高い3次元モデルにさまざまなデータを連結させることで、ある場所のリアルタイムの数値がどれくらいで、いつごろどんな地盤変形が起こりうるかを可視化できるシステムを構築していきたい。モニタリングなどで正確なデータを蓄積すれば防げる災害も増えるはずで、これが正にインフラDXといえる」と、今後の活動に意欲を示す。



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