【居住者の行動や好みを理解し提案する】NTTグループが次世代住宅の実証実験を開始 | 建設通信新聞Digital

5月3日 金曜日

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【居住者の行動や好みを理解し提案する】NTTグループが次世代住宅の実証実験を開始

 NTTドコモ、NTTアーバンソリューションズ、NTT都市開発の3社は、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を使って居住者の行動や好みを学習し、個々の居住者に即した提案を行う次世代住宅の実現や、デジタルツインを利用した街づくりに貢献するため、実証実験を始めた。

アプリの操作画面


 同実験は、NTT都市開発が提供する都市型賃貸マンション「Wellith URBAN(ウエリスアーバン)中野坂上」(東京都中野区)で実施する。

 実際の住宅環境で、居住者から長期間のデータ収集やヒアリングを行い、居住者の行動や好みを理解した提案を、AI、IoT技術で可能か検証する。

 提案の具体例は、食事や体重、体温などの情報に応じた運動や食事レシピのアドバイス、リラックス時や在宅ワーク時などのシーンに合わせた室内の照明、音楽、プロジェクター映像などの切り替えなどを想定する。

 実験はSTEP1(2021年5月)、STEP2(同年秋)、STEP3(22年中)と3段階でサービス・機能の拡張を予定する。拡張の中にはスマートミラーやアプリに街のイベントや近くの店の情報を提供するなど、居住者と街とのつながりをサポートし、地域と住まいの連携や街づくり貢献を目指すものも含む。

 実証実験は、街づくり分野でのデジタルツイン推進のため整備を進めるデジタル基盤「街づくりDTC」の一環で実施する。



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