【アプリ「C-SAI」を開発】稼働姿勢のクレーンをドローンで自動点検 住友重機械建機クレーン | 建設通信新聞Digital

4月17日 水曜日

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【アプリ「C-SAI」を開発】稼働姿勢のクレーンをドローンで自動点検 住友重機械建機クレーン

 住友重機械建機クレーンは、移動式クレーンのブームアタッチメントが稼働姿勢の状態で、ドローンが自動飛行して画像を撮影するアプリ「C-SAI」を開発した。撮影した画像で、クレーン点検の所要時間の削減やブームアタッチメント全体の経年変化データ管理が可能になる。

ハイライト部分(円内)がドローン


 一般的なドローンの自動飛行アプリは、円柱など簡単な形状で位置や形状が変わらない物体には適用できる。

 C-SAIは、複雑な形状で、稼働姿勢が現場によって異なる移動式クレーンの周囲を一定距離を保って自動飛行する。飛行ルートは、簡単な入力作業で設定してアプリ内の地図に表示できる。飛行階層や撮影ポイント、画像をリアルタイムで確認でき、制御異常を即座に把握できる。対象機の部材から約2mの近接撮影が可能。建設現場に多い敷き鉄板の上でも安定的・正確に自動飛行する。バッテリーの交換が必要になると自動で離着陸ポイントに戻り、交換後、再スタートボタンを押せば元の撮影ポイントに戻る。

 今後は、ピンポイント多視点撮影や3Dオルソ作成、専用飛行ルート作成などのサービスも整える。



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