【荒川の浸水想定を3Dで公開】河川管内図も予定 関東整備局 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【荒川の浸水想定を3Dで公開】河川管内図も予定 関東整備局

 関東地方整備局荒川下流河川事務所は、バーチャル空間上にフィジカル空間の双子(デジタルツイン)を構築する「Arakawa Digital Twin online(荒川デジタルツインオンライン)」の取り組みを進める。28日に荒川3D洪水浸水想定区域図(下流域)を公開した。7月5日には全国初の取り組みとして荒川3D河川管内図(下流域)も公開する予定。河川管内図は工事や業務での活用も視野に入れる。

荒川3D河川管内図(下流域)


 デジタルツインを構築し、河川管理のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する。あらゆる関係者が協働する流域治水やミズベ・グリーンコミュニティによるグリーンインフラを促進し、SDGs(持続可能な開発目標)に貢献する。

 点群データなどをもとに、3次元都市モデル「Project PLATEAU(プラトー)」も活用し、全管内の3次元河川モデルを構築した。今後は、目的に合わせてさまざまなデータを重ね合わせた3次元河川モデルを順次公開する予定だ。

 公開予定の河川管内図(下流域)は、荒川に関するさまざまなデータをシームレスな3次元マップ上に一元的に表示するウェブアプリケーションとなる。一般的な通信環境やパソコンがあれば誰でも見ることができる。

 国土地盤情報、河川環境データベースなど既存のデータを重ね合わせることで誰もが荒川を詳しく知ることができる。ビューワ上での計測も可能となっている。


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