【直感的に車線変更促す/照明で工事規制を予告】阪高技術ら | 建設通信新聞Digital

4月27日 土曜日

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【直感的に車線変更促す/照明で工事規制を予告】阪高技術ら

 阪神高速技術とテクノ阪神、大日本印刷は、小型照明装置を利用した工事規制区間を予告する技術を開発した。路面を懐中電灯ほどのサイズの照明器具で照らすことにより車線変更を促す矢印を際立たせ、直感的に車線変更を促す。夜間のドライバーと施工者の安全性向上が見込まれる。


試験地での照射



 照明装置は大日本印刷が開発した。バッテリー駆動のため、常設の電源を必要としないほか、設置するスペースの制約も受けない。
 通常、工事規制区間の前には予告看板を設置していた。規制工事は夜間に実施することが多く、重大な事故につながりやすい。
 このため、2019年7月に阪神高速技術が照明を活用した工事予告技術を着想し、20年6月から小型照明装置を手掛ける大日本印刷と、同年12月から機械設備を担当するテクノ阪神と共同開発に乗り出した。
 今後は、実際の高速道路本線上での試験運用を踏まえ、規制工事での本格導入を目指している。



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