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【世界平和記念聖堂】重文で初の修復作業! 創建時の輝き目指すステンドグラスバロック

最終更新 | 2017/05/19 15:17

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修復作品

 重要文化財・世界平和記念聖堂(広島市)のステンドグラス保存修復作業が、ステンドグラスバロック(さいたま市)の臼井定一氏の手で進められている。聖堂内に取り付けられた総数888枚のステンドグラスのうち、1階側廊部の作品を中心に328枚を修復する。設計監理を担当する文化財建造物保存技術協会の指示を踏まえ、臼井氏が培った技術と経験を注ぎ、丹念な作業を展開している。 聖堂は世界で最初に被爆した広島に平和のシンボルとして献堂されたカトリック教会で、村野藤吾の設計で1954年に完成した。修復作業は、聖堂の耐震補強などを行う保存修理工事(施工・清水建設)に合わせて、16年度から18年度の2年余りの期間で行う。328枚ものステンドグラスの修復は文化財としては初めてとなる。

重文・世界平和記念聖堂

 修復に当たっては当初、ステンドグラスを聖堂内から持ち出さず、敷地内での作業が検討されたが、修復する作品数量の多さと難易度、費やす時間を考慮して、同社工房に運び込んで本格的に調査・修復することになった。ことし1月、鋼製建具業者、ガラス業者などとともに現地でステンドグラスを取り外し、専用の木箱に納め、美術輸送した。
 作品は、ドイツやポルトガルその他の各聖母巡礼地から贈られたもので、ドイツのアーヘン市大学のヘンドリング教授により設計され、ドイツのハインデーリック・ステンドグラス工場で制作された。また、制作時の具体的な資料や記録がほとんど残されていないため、ステンドグラスそのものを細かく調査し、過去の修復の痕跡をたどりながら、制作当初のオリジナルの技法を探り、その継承を目的にこれに準じた技法で修復作業を行う必要があり、緻密さ、繊細さが要求された。

一つひとつを細心の注意をして調査

 3月から修復作業を本格化した。臼井氏は「オリジナルを可能な限り残すのが基本。やり直しがきかないのが文化財であり、さまざまな束縛があるが、自分たちの経験、考え方を生かせるところは生かし、高品質な作品として創建時の輝きを再現したい」と抱負を語る。
 スタッフとして、事前調査や修復、書類作成など一連の作業を担う藤原俊氏は、文化財修復の仕事について「事前に調査し、ベストな方法を導きながら作業を進め、これらの状況や結果を写真や資料として記録することで、次の修復に生かせる。1カ所の作業だけでも普段とは違う時間を費やし、神経も使う」と気配りを明かす。

丹念に修復作業を進める臼井氏

 修復作業はまず、調査書類と修復パネルの状態をもとに、ケイムのラインや破損状況などの情報と、ガラス1枚1枚を番付けし、図に記載する。この番付図をもとに番付シールを各ガラスに張り、ガラスクリーニングを行う。劣化が激しいケイムなどの修復は、外周よりスチール枠とケイムを外してガラスを取り外し、ガラスピースを新しいケイムで組み直し、ハンダ付け、パテ埋め、腐蝕・クリーニングの流れで進めている。
 6月18日に開く恒例のオープンファクトリーでは、こうした修復作業の一部を市民に特別に公開する。臼井氏は「文化財修復に関する理解促進とステンドグラスと聖堂に込められた平和への願い、その歴史に触れていただきたい」と語る。
 保存修理工事は聖堂を運用しながら進めており、18年12月の完了を予定。ステンドグラスは同年10月をめどに取り付けの完了を目指している。

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