【意匠的に優れた近代建築】重要文化財「旧奈良監獄」の保存・活用 ホテル運営へ準備進行中 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【意匠的に優れた近代建築】重要文化財「旧奈良監獄」の保存・活用 ホテル運営へ準備進行中

 旧奈良監獄保存活用(中村海太代表取締役)と星野リゾートは、重要文化財「旧奈良監獄」の保存・活用事業のうち、2024年中のホテル運営開始に向けた準備を進めている。現在は耐震改修工事や複合施設の開業準備、ホテル仕様の改修設計などを進めている。

工事前の旧奈良監獄


 旧奈良監獄は、明治政府が監獄の国際標準化を目指して計画した五大監獄の1つで、1908年に完成した。赤れんが造の建物は、意匠的に優れた近代建築として重要文化財に指定されている。

 旧奈良監獄保存活用は17年12月に法務省と公共施設等運営事業実施契約を結んでおり、旧奈良監獄を耐震改修し史料館となる運営するほか、付帯事業としてホテルと商業施設の運営も計画している。

 このうちホテル運営は星野リゾートを協力事業者に選定している。事業地は奈良市般若寺町の敷地10万6000㎡。

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