【オフィスリノベーション】東急の「IOQ」初弾が10月開業 新しい働き方に適応 | 建設通信新聞Digital

5月12日 日曜日

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【オフィスリノベーション】東急の「IOQ」初弾が10月開業 新しい働き方に適応

 東急は、変容する社会課題の解決に向けたオフィスリノベーション事業「IOQ(アイオーキュー)」シリーズの初弾物件として、東京都港区東麻布にイノベーションオフィス「GROWTH BY IOQ」を10月にオープンする。

 IOQは、「Innovation」「Office」「Question」の頭文字を取った名称。ワークスタイルやライフスタイルの変化で顕在化したコミュニケーションの希薄化や労働生産性の低下といった課題に対し、オフィスの役割を再定義し、イノベーションの創出を目指す。

 初弾物件は5月に東急が取得した。それ以前はサービスアパートメントとして運営されていたが、コロナ禍による住宅需要やオフィスのあり方の変容などを鑑み、解体・建て替えはせず、オフィスビルにリノベーションすることにした。規模はSRC造地下1階地上14階建て延べ6190平方メートル。2003年1月に竣工した。

 都心部などで60棟以上のクリエイティブオフィスを企画・運営するリアルゲイト(渋谷区)と協業。気分や作業内容に合わせて働く環境を選択できる、40ー50平方メートル台を中心とした全77区画のスモールオフィス、SOHO、家具付き住宅で構成する。スタートアップやベンチャー企業が集積する当該エリアのオフィスニーズに応える。

 東急は今後もリアルゲイトと連携し、東急線沿線内外でIOQシリーズを複数開発する予定という。強化する資産回転型ビル事業として連結利益への早期貢献を目指すとともに、既存建物を活用することでSDGs(持続可能な開発目標)や環境問題にも貢献する。
 

ラウンジイメージ





 

 

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