【建物内廃熱を利用】新たな融雪システムを実証/NEXCOと中部電力 | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【建物内廃熱を利用】新たな融雪システムを実証/NEXCOと中部電力

 NEXCO中日本は、中部電力と共同で、寒冷地の除雪作業を省力化する排熱を利用した融雪システムの実証試験を新たに始める。
 同システムはホクスイ設計コンサルが開発した技術。従来、換気扇から外に排出している建物内の暖房熱を路面下に埋め込んだ空間に送り込み、歩道を自動で融雪する。一般的な温水ボイラや電気ヒーターを使った方式に比べ、ランニングコストを抑制できる。
 NEXCO中日本と中部電力は同システムを改良し、路面下に設ける空間に、市販の輸送用パレットを活用することでイニシャルコストも低減する。
 試験場所は東海北陸自動車道松ノ木峠PA(上り)。期間は11月から2022年3月まで。配管系統の改善や通気性能の良いブロックの採用など、さらに改良を加え、省エネルギー化とコスト削減に取り組む。将来的には他のSA・PAへの展開を目指す。


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