【迫間川の河川敷に新年メッセージ】インフラで施工技術をPR! 熊野組 | 建設通信新聞Digital

5月1日 水曜日

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【迫間川の河川敷に新年メッセージ】インフラで施工技術をPR! 熊野組



写真提供・熊野組

 熊野組(熊本県玉名市)は、菊池川水系迫間川の河川敷に新年メッセージとなる「2022 POWER」をICT建機を駆使して造形した。河川敷などの社会インフラを利用して施工技術をPRし、社会を明るくするという国土交通省の呼び掛けに応じた形。同様のメッセージは、発起人の湯澤工業(山梨県南アルプス市)が山梨県で製作したものなどがあり、一大ムーブメントとして広がりをみせている。

 文字の大きさは、1文字当たり縦約12m、横約8m、全体は縦35m、横60m。同社が担当する河道掘削の現場で発生した土砂を使い、おおむね1日で製作した。当該現場は、すでに河道内の土砂を出していたため、文字の部分を盛り上げる方法を選ぶことができなかった。このため、国交省から提供を受けた3次元データを参考に、MC(マシンコントロール)バックホウで文字の部分を約50cm掘って川の水をためる形に改良した。

 熊野組の鍋島保徳工事課長は、「新型コロナウイルス感染症の流行で厳しい日々が続いており、建設技術で社会を明るくしようと思った。企画が面白くメッセージを広めたい。来年も良い現場があれば挑戦する」と語った。1月末までの公開を予定しているが、工期が2月28日までと少し余裕があるため撮影に訪れる人たちのために公開の延長を検討している。



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