【生まれ変わった東京ドーム】過去最大規模のリニューアル完了 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【生まれ変わった東京ドーム】過去最大規模のリニューアル完了

 プロ野球・読売ジャイアンツの本拠地、東京ドーム(東京都文京区)で過去最大規模のリニューアルが完了し、1日に内部が報道陣に公開された。これまでの約4.4倍の面積となる国内最大級メインビジョンの新設や入場ゲート・コンコースのデザイン刷新、多様なスタイルの観客席設置といったハード面に加え、完全キャッシュレスシステムや顔認証技術の導入など、サービス面のDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進し、「新しい観戦体験」を提供できるスタジアムに生まれ変わった。改修工事の設計施工は主に竹中工務店が担当した。
 リニューアルは読売新聞グループ本社、読売巨人軍、東京ドーム、三井不動産の4社が共同で実施した。2日の埼玉西武ライオンズとのオープン戦初戦から稼働開始する。

国内最大規模のメインビジョンを設置

 
◆幅125m巨大ビジョン 多様な観客席も設置
 リニューアルの目玉の1つが、国内スタジアムで最大規模を誇るフルカラーLEDメインビジョン。横幅は約125.6m、面積は約1050㎡に上る。外野フェンス上端にも帯状の「リボンビジョン」を設置。横幅は両翼2面合計で約107mに達する。
 新たなデザインに刷新した場内コンコースなどには、約260台のデジタルサイネージを導入した。買い物などで離席しても、多くのエリアで試合映像などを見ることができる。
 観客席はグループ向けのソファータイプや半個室、ペア用のカウンタータイプなど多彩なスタイルを用意した。バックネット裏に位置する最高ランクの「ダイヤモンドボックス」は、従来の160席から290席に増設した。3階バルコニー席の「プレミアムラウンジ」は2008年の誕生以来初めて大幅改修し、上質な空間を整備した。法人向けの最上級空間「THE SUITE TOKYO」も個室やエントランス、廊下などすべてをリニューアルした。

3階プレミアムラウンジ(左)と法人向けスイートルーム(右)



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