【EARTHBRAIN モバイル3次元計測アプリ開発】出来形管理要領準拠の測定可能 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【EARTHBRAIN モバイル3次元計測アプリ開発】出来形管理要領準拠の測定可能

 EARTHBRAIN(東京都港区、小野寺昭則社長)は、土木現場のICT化に向け、LiDAR(レーザー式測距装置)スキャナーとカメラが搭載されたiPhoneやiPadを活用し、手軽に高精度な測定を可能にする3次元計測アプリ『Smart Construction Quick3D』を開発した。5月下旬に提供開始する予定だ。

 同アプリは、初めてICT施工に取り組む人でも簡単に利用でき、小規模現場で手軽に導入できることをコンセプトに開発した。アプリのライセンスを購入し、LiDARスキャナー搭載のスマートフォンやタブレットにインストールして測定範囲を撮影するだけで、LiDARスキャナーで取得した点群データや撮影した写真から高精度な計測点群データを生成できる。
 測定精度は、国土交通省が定める出来形計測の測定精度基準プラスマイナス50mmを満たすことが確認できており、3月に改訂された「3次元計測技術を用いた出来形管理要領(案)」に準拠した測定が可能だ。

 また、小規模土工現場の出来形管理でも本アプリを利用して面計測を行うことで、工事成績1点の加点が適用される予定だ。
 アプリのライセンスは、同社の運営するウェブサイト「Smart Construction DX Gateway」から購入できる。測定範囲の設定に必要な専用の評定点シートと検証点シートも同サイトでダウンロード可能になる。

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