【作業時間を6割削減】オプティム タブレット端末でスキャンする3次元測量アプリを提供 | 建設通信新聞Digital

4月28日 日曜日

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【作業時間を6割削減】オプティム タブレット端末でスキャンする3次元測量アプリを提供

 オプティムは、タブレット端末で対象をスキャンするだけで高精度な3次元測量ができるアプリ「OPTiM Land Scan(オプティムランドスキャン)」のβ版の無償提供を開始した。ドローンやレーザースキャナーなどでの測量が難しい小規模現場での利用を想定したアプリで、 800㎡の現場で従来の光波測量と比較した場合、 計算では測量時間を最大6割削減できる。また、専門知識を必要とせず1人で手軽に利用できるため、人手不足の解消にも役立てられる。

 同アプリは、タブレットで土構造物などの測量対象をスキャンし、土木現場で求められる高精度な3次元データを生成可能とする。取得した3次元データはLandXML形式で出力可能で、点群処理ソフトウェアやCADソフトで横断図の作成などもできる。

 利用するためには、レーザー光で対象物までの距離や位置、形状を正確に検知するセンサー技術「LiDAR」に対応したiPad ProとGNSS(衛星測位システム)レシーバー、ウェブアプリケーション用クライアントPCが必要となる。

 無償利用期間は、 製品版をリリースする9月までの間で、Android端末への対応は当面予定していない。同アプリは、 松尾建設と2019年9月に締結した 「建設×IT 戦略的包括提携」の一環として開発している。

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