【アスファルト敷均しを体験】福田道路が舗装工事実習/愛知総合工科高校 | 建設通信新聞Digital

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【アスファルト敷均しを体験】福田道路が舗装工事実習/愛知総合工科高校

 愛知県立愛知総合工科高等学校は24日、名古屋市の同校敷地内で、生徒による舗装工事体験学習を行った。建設技術部の部活動の一環で、部員18人が参加した。講師を務めた福田道路中部支店の社員の指導のもと、アスファルト合材の敷き均しなどを体験した。

 建設技術部は2016年の開校時からある部活動で、建設業に興味を持つ生徒が所属している。年に数回、外部講師を招いて実習や現場見学会を開いているが、コロナ禍でしばらく中断していた。今回、同社から提案を受け、久しぶりの実習開催に至った。
 顧問の冨永建也教諭は「授業で知識だけ得て社会に出るよりも、実習などでプラスアルファの経験を積んでもらいたい」と述べた。齊藤望同社中部支店業務管理部次長は「当社への就職に直接結びつかなくても、道路舗装に興味を持つきっかけを提供したい」と企画の意図を語った。
 実習では、始めに本間悟同支店技術部課長が舗装の構成やアスファルト舗装とコンクリート舗装の材料・特徴の違い、アスファルト混合物の製造過程など、舗装の基礎的な知識について説明した。この後、体育館裏に設けた施工スペースに移動し、生徒たちは同社社員らの実演指導を受けながらアスファルト舗装の施工を体験した。
 参加した生徒は「簡単そうに見えたが、滑らかに仕上げるのは難しく、プロの技量の高さを感じた」などと感想を述べた。



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