【登録有形文化財】レーモンド設計の旧赤星鉄馬邸(東京都武蔵野市) | 建設通信新聞Digital

5月6日 月曜日

公式ブログ

【登録有形文化財】レーモンド設計の旧赤星鉄馬邸(東京都武蔵野市)

建物玄関


 東京都武蔵野市にある旧赤星鉄馬邸が、国の登録有形文化財(建造物)に選ばれた。22日に開かれた文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て決まった。同市は今後、有識者会議を設置し利活用方法などを検討する。

 規模はRC造2階建て延べ約1200㎡。実業家・赤星鉄馬の旧邸で、建築家のアントニン・レーモンドが設計し、1934年に完成した。

 中央で屈曲した東西に長い中廊下型平面で、前庭側外観は水平連続窓となっている。庇(ひさし)を差し出した玄関に、スリットを入れた曲面壁の階段室を設けるなど、コンクリート造形の可能性を追求した。

 56年からカトリック・ナミュール・ノートルダム修道女会が修道院として使用していたが、2021年2月から同市が土地・建物を所有している。

 所在地は吉祥寺本町4-26-21。


【公式ブログ】ほかの記事はこちらから


建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら