【常滑市でインスタレーション】創造的、革新的な技術で新たな建築提示/東大とスイス連邦工科大 | 建設通信新聞Digital

5月5日 日曜日

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【常滑市でインスタレーション】創造的、革新的な技術で新たな建築提示/東大とスイス連邦工科大

 東大工学系研究科建築学専攻の小渕祐介准教授が率いる「T_ADS 小渕祐介研究室」とスイス連邦工科大チューリヒ(ETHチューリヒ)の「グラマツィオ・コーラー研究室」は、在日スイス大使館とともに10月10日まで愛知県常滑市内でインスタレーション「Kizuki-au 築き合う-Collaborative Constructions 」を開催いている。

東大とスイス工科大のインスタレーション

 建築におけるデジタルプロセス、人とロボットとの協働、技術的・文化的相互作用を追求するスイスと日本の協働プロジェクトとなる。両大学は、人とロボットが協力して制作した2つの展示を通して、創造的・革新的な技術を活用する新たな建築の在り方などを提示する。
 展示する木造骨組み3建ての建物は、ETHチューリヒのロボティック・ファブリケーション・ラボがプレハブ工法を活用して建設した。建物を構成する五つの木造骨組みモジュールの作成には、ねじなどの金属部品を使用せず、1000個以上の木製エレメントを使用している。
 会場内には、小渕研究室が手掛けた「陶製のれん」を設置している。木製の柱と梁で構成された門のような構造物に、昔ながらののれんを想像させるネックレスのような陶器をつるしている。来場者を迎え入れるとともに、温度調節する環境装置としての機能を持つ。
 会場は同市栄町7。プロジェクトには清水建設が協力しており、国際芸術祭「あいち2022」連携企画事業として開催している。



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