【ENEOSの次世代再エネ拠点】2023年4月にも着工 | 建設通信新聞Digital

5月17日 金曜日

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【ENEOSの次世代再エネ拠点】2023年4月にも着工

 ENEOSは、静岡市に所有する清水製油所跡地約4.2haに、「次世代型エネルギー供給プラットフォーム」を構築する。太陽光発電設備や水素ステーションなどを設置し、再生可能エネルギー由来の電力や水素を製造・供給する。今後、施設整備に向けた詳細設計を進め、早ければ2023年4月ごろの着工を見込む。24年4月の電力供給開始、同年度中の水素ステーション開所を目指す。

清水製油所跡地の位置図


 主な導入設備は、太陽光発電設備約3000kW、大型蓄電池約7700kW時、自営線、エネルギーマネジメントシステム(EMS)、水電解型水素ステーション。
 蓄電池の充放電や水素製造装置の稼働管理などを組み合わせたEMSによる最適制御を行う。地産の再生可能エネルギーの有効活用や需給安定化を図る。災害時には自立的にエネルギー供給を行い、地域の防災や減災に貢献する。
 同社は20年7月に静岡県、21年7月に静岡市と次世代型エネルギーの推進や地域づくりに係る基本合意書を締結し、事業検討を進めてきた。
 計画地周辺では、地域医療機能推進機構が清水さくら病院(仮称)の整備を計画している。市が検討する新たなスタジアム建設の有力候補地の1つにも選ばれている。

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