【市内初の再開発、和光市駅北口を都計縦覧】商業、住宅など5.6万㎡ | 建設通信新聞Digital

5月14日 火曜日

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【市内初の再開発、和光市駅北口を都計縦覧】商業、住宅など5.6万㎡

再開発ビルイメージパース(市のスーパーシティ構想地域まちづくり計画から)


 埼玉県和光市は、市内初の再開発となる和光市駅北口地区第一種市街地再開発事業の都市計画決定(変更)原案の縦覧を開始した。規模は総延べ約5万6500㎡。商業施設や住宅(約300戸)、公益施設、駐車場を整備する。2024年度の組合設立認可、25年度の権利変換計画認可を経て、26年度の着工、28年度の竣工を目指す。

 施行区域は、市施行で総事業費約138億8000万円を投じる和光市駅北口土地区画整理事業区域内の約0.7ha。再開発ビルは建築面積に約5300㎡を充てる。区画整理で整備する交通広場と和光市駅に挟まれた場所に建設する。同駅には東武東上線と東京メトロ有楽町線・副都心線が乗り入れる。

 敷地内には歩行者通路や歩道状空地を整備する。敷地北東側には、約280㎡の小広場も設ける。公共下水道は区画整理事業で整備する。

 事業協力者として、三菱地所レジデンス・三菱地所・大京JVが参画している。

 再開発事業に合わせて、和光市駅北口地区地区計画を変更した。区域約11.5haを商業地区A(約1.3ha)、商業地区B(約0.2ha)、商業地区C(約0.8ha)、住宅地区A(約6.5ha、第一種住居地域)、住宅地区B(約2.7ha、第一種中高層専用地域)に区分した。

 同市は今年3月、「和光市版スーパーシティ構想地域まちづくり計画」を策定した。駅北側の交通拠点や和光北IC周辺の産業拠点をはじめ、市内の公共・医療・商業施設などを有機的に結ぶスマート交通システム(和光版MaaS)を構築する。コンパクトで自立した都市づくりの推進により高齢化社会に対応する。


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