【歴史的まちなみ再現】唐津市の市民会館基本設計案 | 建設通信新聞Digital

5月16日 木曜日

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【歴史的まちなみ再現】唐津市の市民会館基本設計案

 佐賀県唐津市は、市民会館と曳山展示場を一体的に建て替える「新唐津市民会館(仮称)」の基本設計案を公表した。基本計画時より約1100㎡大きいRC・SRC・S造地下1階地上3階建て延べ約8400㎡。唐津城や唐津神社などの屋根に呼応するデザインの屋根で市民会館と展示場をつなぎ、外壁には白壁と木壁を使い唐津の歴史的まちなみを再現する。

完成イメージ


 新施設は、中央通路を隔てた南側に市民会館、北側に展示場機能を配置し、中央通路上の2階レベルで接続する。受付と管理事務室は共用とし、市民会館側に配置する。
 市民会館は、最大1000席のホールのほか、1階に展示ギャラリー、楽屋関係諸室、2階にリハーサル室やホワイエ、3階に会議室などを設ける。ホールは、ワインヤード形式を採用し、舞台側の客席を可動式にすることで演劇などにも対応できる。
 一方、展示場は、唐津くんちを疑似体験できる実物大の曳山模型、円形の映像シアター、収蔵庫などを設ける。
 10月までに基本設計を終え、久米設計・坂本設計事務所・平野建築設計事務所JVで引き続き実施設計に着手する。設計以降のスケジュールは、基本計画で23年4月ごろの新築工事の公告、工期24カ月で25年6月の完成、外構・展示工事を経て同年10月の開館としたが、見直し作業を進めている。建設地は西城内6-33。



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