東京都目黒区は、2022年度中にデジタルアーカイブ事業用の「デジタル3Dマップ」を公開する。区制90周年記念事業の一環として、区内の風景などの現況をデータベースとGIS(地理情報システム)を使い、同区で初めてデジタル上に資料や記録などを保管する。
情報政策推進部行政情報マネジメント課は「区内には目黒川や近代建築など多くの人に親しまれるまちの風景がある。基礎情報を蓄えたデジタルアーカイブを構築し、次の100周年を見据え、3Dマップなどのさまざまな情報を展開したい」と話す。
具体的には、区政資料などをデジタル化するほか、GISにマッピングする。散歩道などのAR(拡張現実)、VR(仮想現実)化も検討する。
将来的に、国土交通省が主導する「PLATEAU(プラトー)」や、東京都の「デジタルツイン」などとの連携も視野に入れている。
関連する3Dマップシステムの整備・運用業務は、Eukarya(ユーカリヤ、渋谷区)が担当する。履行期間はシステム整備が23年3月31日まで。その後、システム運用保守に関する業務も委託する予定だ。
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