【来月「さがみはらリニアビジョン」開催】JR東海の神奈川県駅工事現場 | 建設通信新聞Digital

4月19日 金曜日

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【来月「さがみはらリニアビジョン」開催】JR東海の神奈川県駅工事現場

 JR東海は、相模原市で進めている中央新幹線神奈川県駅(仮称) の工事現場で、「さがみはらリニアビジョン」を開く。地元住民を中心に工事への理解を深めてもらうため、プロジェクションマッピングなどを実施する。 中央新幹線の工事現場で開く住民向けの大規模イベントは今回が初となる。 開催日は10月1日から4日までで、募集定員は合計約1000人。専用サイトで先着順に受け付ける。

プロジェクションマッピングのイメージ


 定例会見で金子慎社長は「神奈川県駅は地下に構築するため、現在は地中の掘削工事を進めている。現地の特徴である安定かつ自立した大規模な掘削斜面を活用するなど、さまざまな形で理解を深めてもらいたい」と語った。
 イベントでは、工事現場の大規模な掘削斜面に中央新幹線計画や駅工事に関するプロジェクションマッピング(縦約15m×横約30m)を投影する。映像は中央新幹線のコンセプトムービーや神奈川県駅(仮称)の工事概要など。実際に工事で使用している大型の重機なども展示する。
 このほか、実際に掘削した土で造成した高さ約6mの盛士の上に登る「盛り土体験」も実施する。
 神奈川県駅(仮称)はリニア中央新幹線のうち、品川駅と山梨県駅(仮称)の間に位置する。建設地は相模原市緑区橋本2丁目。駅の東端部は第一首都圏トンネル、西端部は第二首都圏トンネルに接続する。
 同駅は地下3階建ての延長約680m、最大幅約50m、深さ約30mの大規模地下構造物で、ホーム2面、線路4線となる。予定工期は2027年3月末まで。奥村組・東急建設・京王建設JVが施工している。
 

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