【中之島に超高層共住 施工は大林組】実質CO2ゼロ実現/関電不動産開発 | 建設通信新聞Digital

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【中之島に超高層共住 施工は大林組】実質CO2ゼロ実現/関電不動産開発

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藤野社長

関電不動産開発は、大阪市の中之島地区で地上46階建て延べ約5万㎡の超高層マンション「シエリアタワー中之島」を開発する。ZEH-M(ゼッチ・マンション)や再生可能エネルギー由来のゼロカーボンなどによりマンション全体で「実質CO2ゼロ」を実現する。藤野研一社長は「中之島の活性化に貢献することは1丁目1番地の事業だ。グループの総力を結集し、地域の持続可能な開発に取り組む」と語った。
 シエリアブランドは、北欧と和風を組み合わせた内装や意匠を施していることが特徴。都心を流れる堂島川沿いの好立地を生かし、曲線を多く取り入れた外観にすることで、水辺の風景と調和させる。
 環境対策として経済産業省が採択した「超高層ZEH―M実証事業」、オール電化、再生可能エネルギー由来の「ゼロカーボン電気」による「実質CO2ゼロ」を実現する。
 構造には施工を担当する大林組独自の超高層制振構造システム「デュアル・フレーム・システム(D・F・S)」を採用する。建物内側の壁構造物(フリーウォール)と外側の柱と梁によるラーメン架構を制振装置で連結する。耐震構造や一般的な制振構造と比べて地震による揺れを低減させる効果がある。
 規模はRC一部S造46階建て延べ4万9721㎡。設計・監理はIAO竹田設計と大林組、施工は大林組が担当している。2026年3月に竣工予定。建設地は大阪市福島区福島2-3-2。関西電力が所有する関電病院の駐車場跡地を活用して70年の定期借地権付き分譲マンションとして開発する。



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