【京都・伏見工高跡地など】阪急阪神不グループを特定、住宅や公園を開発 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【京都・伏見工高跡地など】阪急阪神不グループを特定、住宅や公園を開発

開発イメージ

 京都市は、「伏見工業高校跡地及び元南部配水管理課用地の活用に係る優先交渉事業者」選定の公募型プロポーザルを実施した結果、阪急阪神不動産グループを特定した。構成員は京阪電鉄不動産と積水ハウス。土地の買受希望価格は18億1000万円。

 選定委員会は、同グループが培ってきた経験を生かし、新たな環境共生型住宅地を創造するとともに、地域や大学、地元事業者などのプレーヤーと連携した、新たな循環型社会のまちや暮らし、社会の在り方などが提案資料で示されていることなどを高く評価した。

 阪急阪神不動産グループは、次世代ZEH+(ゼッチ・プラス)の戸建住宅125戸やNearly ZEH-M(ニアリー・ゼッチ・マンション)のファミリー向け分譲住宅228戸、ZEH-M Oriented(ゼッチ・マンション オリエンテッド)のコンパクト分譲住宅82戸、5階建ての地域貢献施設を建設するほか、水と緑のプロムナード、防災拠点機能がある開発公園を整備する開発計画を提案した。

 地域貢献施設の1階は商業施設として地域密着型店舗の入居を想定するほか、コワーキングスペース、地域交流スペース、地域開放交流ラウンジ兼食堂を配置する。2-5階はZEB Ready(ゼブ・レディ)・ZEH-M Orientedの学生・社会人向け寮(114室)とする。

 対象地(伏見区深草六反田町5-1)は全て市有地で、面積は4万0379㎡。用途地域は第1種住居地域で、建ぺい率は60%、容積率は200%。校舎や倉庫、事務所など総延べ1万8853㎡の建築物が現存する。

 

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