【ホイールローダーのコンセプトマシンを公開】フル電動タイプを開発/コマツと米・ムーグ社 | 建設通信新聞Digital

5月18日 土曜日

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【ホイールローダーのコンセプトマシンを公開】フル電動タイプを開発/コマツと米・ムーグ社

コマツは、油圧機器での駆動がないフル電動ホイールローダーを米国のムーグ社と共同で開発した。欧州向けコンパクトホイールローダーに、ムーグ社製の電動シリンダーやモーターの要素を組み込むことで、走行と作業機の稼働をフル電動化。バッテリー駆動での排気ガスゼロを達成したコンセプトマシンとなる。電動化システムには、走行用の電動モーター、作業機操作、操縦のための電動シリンダー、バッテリー管理システムなどを含む。

制御システムは、車体各部に搭載された電動コンポーネントと結び付き、それぞれを協調させて全電動の走行システムや作業機システムを動かし、高効率なエネルギー供給と高い操作性を実現する。

フル電動化により、屋内外問わず排気ガスを気にせずに作業でき、より幅広い現場への展開が可能になった。稼働時間の延長、電動化を生かしたアシスト機能によるオペレーターの疲労軽減、管理業務での負担軽減などにも役立つ。

両者は、電動ホイールローダーを24-30日にドイツのミュンヘンで開かれる国際的な建設機械見本市「bauma2022」での展示の後、生産性、稼働時間、快適性を確認するため、共同で実証試験を実施する。



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