【東京・目黒のサンセットエリア会】車両制限で路上に滞留・交流空間 | 建設通信新聞Digital

5月11日 土曜日

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【東京・目黒のサンセットエリア会】車両制限で路上に滞留・交流空間

社会実験のイメージ

◆自由が丘で11月28日から社会実験

地元組織のサンセットエリア会は28日から12月3日まで、自由が丘サンセットエリア内の道路空間を活用する社会実験を実施する。サンセットアレイなどの幅約4m、長さ約450mの細街路への車両進入を制限し、路上にテーブル、いすを配置して滞留・交流空間を創出する。車両通行抑制の効果やニーズ、周辺の交通や沿道店舗への影響などを調査する。

区と商店街振興組合などが検討中の「自由が丘未来ビジョン」によると、 サンセットエリアを含む東急東横線・大井町線自由が丘駅周辺を、安全で快適に歩き過ごせる「楽歩地区」に設定している。未来ビジョンは2023年3月に策定する予定だ。

駅周辺では、 都市計画道路補助127号線の整備に合わせて複数のまちづくりが進んでいる。 自由が丘東地区では準備組合が再開発を検討している。ことし1月に組合設立認可を受けた 「自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合」は、 延べ4万3375㎡の施設建設を計画している。 ことし7月には「自由が丘駅前地区市街地再開発準備組合」 も発足した。 駐車場整備の検討も進んでおり、10月に 「駐車場地域ルール策定協議会」 を設置した。

区は、再開発で高層ビルなどを建設し、道路空間を広げることでウォーカブルなまちづくりを推進する意向だ。今回の実験は、それを見据えた取り組みとなる。

実施場所は、東京都目黒区自由が丘1-25、26、同2-9。



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