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【安藤忠雄氏が講演】広い視野持ち挑戦を AAF


 NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ(AAF)は16日、大阪市のグランフロント大阪北館ナレッジシアターで建築レクチュアシリーズ「217」を開いた。建築家の安藤忠雄氏が登壇し、「面白いことに自由と勇気を持って取り組むことが大切だ」と話した。

 第一部の講演で安藤氏は、「一心不乱に、工夫をして一生懸命やればどんなことでもある程度のところまではできるようになる」と話し、「現在は、自分の力で生きていく人だけが生き残れる自由な世界になった。若い人たちは広い視野を持っていろいろなことに挑戦してほしい」と来場者にエールを送った。

 そのほか、モナコや銀座で進めている住宅プロジェクトや岡山県直島での美術館プロジェクトなどを紹介した。

 第二部の、AAF代表の平沼孝啓氏(平沼孝啓建築研究所)と芦澤竜一氏(芦澤竜一建築設計事務所)、建築家の藤本壮介氏(藤本壮介建築設計事務所)を交えた対談では、「好きでないことはうまくいかないし、成功することはない」と話し、「自分の能力を全力で出さなければならない。前を向いていけば、必ず面白いことにたくさん出会えると思う」とも語った。

 建築レクチュアシリーズ217は、AAFが2010年から開催している対談イベント。若手、中堅、ベテランの建築家を招き、2カ月に1回開催している。


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