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【音羽電機工業の雷写真コンテスト】グランプリは岡部広明さん撮影「名月を引き込んでくれ避雷針」


 音羽電機工業(兵庫県尼崎市、吉田修社長)は、第20回雷写真コンテストの結果を発表した。多数の応募作品の中から岡部広明さんが撮影した「名月を引き込んでくれ避雷針」=写真=がグランプリ作品に選ばれ、賞金100万円が贈られた。

 グランプリを受賞した岡部さんは「中秋の名月が岐阜城に昇る写真を撮るため、その条件を満たして背後に雲がないのは、約3㎞の地点であることを知った。そこで撮影すれば、その日最長の距離から岐阜城を撮影することになり、それは奇跡的に開けた雲間に現れたその日最大の月になるはずで、劇的瞬間をタイムラプスにしようと月が現れる前から連続撮影を開始した。わずかに開けた雲間が明るくなり中秋の名月の気配を感じる中、岐阜城の背後に思いがけず稲光を見た。画像を確認すると、2枚に稲光が写っていた。運命を感じ応募させていただいた」と喜びのコメントを寄せた。

 また、講評で吉田社長は「雷写真コンテストを始めて20年の歳月が経過した。地球の温暖化とCO2削減が日増しに叫ばれ、気象状況も刻々と変化しつつある。自然災害も多発、雷も多くなったように思える。20年間で環境が大きく変化、そして技術革新も日進月歩で様変わりしている。社会はフェイクニュースであふれ、デジタル化の進展と共に真と嘘の見分ける能力が問われる時代となった。この雷写真コンテスト審査も課題噴出だが、自然の雷写真を追い求め、常に意義を見いだし継続していく」と多数の応募に謝意を示した。

 同コンテストは、雷対策のトップメーカーである同社が予測の難しい自然現象である「雷」を写真作品として募ることで、より広く雷のことを知ってほしいと毎年開催している。
 入賞作品はホームページ(https://www.otowadenki.co.jp)で閲覧できる。



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