音羽電機工業(兵庫県尼崎市、吉田厚社長)は、第22回雷写真コンテストの結果を発表した。グランプリには竹村幸和さんが山梨県で撮影した作品「富士山に落雷」が選ばれ、賞金100万円が贈られた。
このコンテストは、雷対策のトップメーカーである同社が、予測の難しい自然現象である雷を写真作品として募ることで、少しでも雷に興味を持ち、自然の驚異の偉大さを感じてもらおうと毎年開いている。全入賞作品はホームページ(https://www.otowadenki.co.jp)で閲覧できる。
主催者の吉田社長は「全ての入賞作品に自然の驚異を感じる。私たちの生活と共存する雷について、これからも雷写真コンテストを通じて探求していくので、さらに素晴らしい作品の応募を期待している」と感謝のコメントを寄せた。
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グランプリを受賞した竹村氏のコメント
「四季を通じていろいろな富士山を撮影しています。雪を抱いた冬の富士山、登山者のヘッドライトの明かりが山頂へと続く輝跡の人文字など、雄大な富士山に魅せられて長い時がたちました。中でも雷と富士山のコラボは魅力ある課題だと思います。夏の夜、北麓の町に雷鳴が響きます。閃光(せんこう)の場所と富士山を確認して、撮影機材を準備し、雷雲が富士山に近づくのを待ちます。そうして得られた5合目辺りに突き刺さるように輝く落雷です」
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