ニュージェックとハイドロ総合技術研究所は、河川はん濫体験アプリ「オソレル」を共同開発し、プロト版をニュージェックのホームページで1月中に公開する。点群データと浸水深の時間変位データをゲームエンジン上で融合することで、実際に被災したかのようなシミュレーションを好きな場所で体験できる。アプリを自治体や教育機関での防災教育に生かしたい考えだ。
アプリはニュージェックが保有する装着型LiDAR(レーザー式測距装置)機器「NavVis VLX」により取得した点群データと浸水ナビでの浸水変位公開データをデータソースとする。
パソコン上で身長を入力すると、その身長での目線となり、キーボードかマウスで視点を移動できる。スライダーを動かせば、時間経過による水位変化も体験できる。
建設事業で取得した点群データの有効活用を目的として、2022年9月から共同研究を始めた。現在はパソコンのみ対応しているが、スマートフォン版も開発中だ。
【公式ブログ】ほかの記事はこちらから
建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら