【動画ニュース・臨海副都心で自動運転イベント】日本工営がプロモーター 次世代モビリティーを体験 | 建設通信新聞Digital

5月4日 土曜日

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【動画ニュース・臨海副都心で自動運転イベント】日本工営がプロモーター 次世代モビリティーを体験

 

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 日本工営が事業プロモーターを務める、東京都の自動運転プロジェクトが江東区の東京臨海副都心で体験できる。自動運転EV(電気自動車)バスが公道を自動運転レベル2で走行する「お台場回遊プロジェクト」は29日まで、シンボルプロムナード公園内を周遊するコンパクトな自動運転EVバスによる「お台場シティバリューアッププロジェクト」は28日から2月6日まで、それぞれ一般参加型イベント「未来を乗りにおいでよ。次世代モビリティのまち体験」として実施される。

公道を自動運転レベル2で走行

 このイベントは都と、都港湾局や臨海副都心に関わる研究機関、地元企業などで構成するDigital Innovation City協議会(DIC協議会)が主催し、日本科学未来館などと協働して四つの次世代モビリティーを体験する機会を一般の参加者に提供する。
 このうち、都から受託した日本工営が事業プロモーターとして公募した実証実験プロジェクトでは、東京大学生産技術研究所発のベンチャー、先進モビリティーが最先端の自動運転システムと各種センサーを搭載した自動運転EVバスを18日から運行。東京テレポート駅を起点とする約2.5㎞の二つの公道ルートを、一般の走行車両に混乱を招くことなく走行できることを確認している。

プロムナードを走行するEVシャトルバス

 28日からは、WILLERとBOLDLYの2社によるプロジェクトとして、乗車定員14人、最高速度が時速19㎞の自動運転シャトルバスを、アクアシティお台場を起点に、シンボルプロムナード公園内を東西・南北に周遊させる。広大な臨海副都心に点在する観光スポットなどを結ぶとともに、歩車共存の環境下で安全性や技術的な課題に加え、事業性や社会の受容性などを検証する。
 このほか、日本科学未来館などが開発を進める視覚障害者向けのナビゲーションロボット「AI(人工知能)スーツケース」の初の屋外走行プロジェクトや、久留米工業大学と同大発のベンチャー、Le DESIGNなどが開発したベンチシート型の小型自動運転モビリティー「PARTNER MOBILITY ONE with piimo」走行プロジェクトもある。

 26日には日本科学未来館で開催セレモニーがあり、小池百合子知事は「新しいモビリティーの社会実装に向けて、臨海副都心は実証し改善していく最適のエリアだ。誰もが快適に安心して移動できるサービスを体感し、体験を重ねることで日本の技術をインクルーシブな技術として世界に広げたい」と語った。



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