【動画ニュース・ユニフォームデザインプロジェクト 最優秀賞など6作品披露】快適職場のきっかけに | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【動画ニュース・ユニフォームデザインプロジェクト 最優秀賞など6作品披露】快適職場のきっかけに

 

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 全国建設業協同組合連合会(全建協連、青柳剛会長)は22日、東京モード学園(東京都新宿区)の学生と連携して実施している「建設業で働く女性のためのユニフォームデザインプロジェクト」の入賞作品発表会とデモンストレーションを同学園のコクーンホールで開いた。2022年10月の最終審査で選ばれた最優秀賞など6作品が披露され、8カ月間にわたるプロジェクトの集大成として、建設業の魅力を発信した。
 5年ぶりの再スタートとなったユニフォームデザインプロジェクトは「女性のチカラで快適職場」をコンセプトに掲げ、建設業全体の働き方改革に貢献するのが狙い。かつて男性が長時間働くことが前提で、女性が門前払いされがちだった状況を刷新し、誰もが生き生きと働ける環境づくりを目指す。

6つのデザインが披露された


 冒頭、青柳会長は「ユニホームを通して建設業の魅力を表現することが具体的なテーマ。デザイン性に加え、働き方とワーク・ライフ・バランスについて考える場になれば」とあいさつした。
 続いて後藤京子日本教育財団理事、清水真人国土交通大臣政務官、佐藤信秋、足立敏之両参院議員が来賓としてあいさつした。審査委員長の古谷誠章早大理工学術院教授が発表会への期待を語り、小池百合子都知事の祝電が披露された。
 清水政務官は、全国で機運を高めることの重要性にも触れつつ「女性が活躍しやすい環境をつくることで、業界全体の課題解決に工夫がなされ、効率的で快適な職場環境の整備が進む。性別、世代を問わない魅力的な業界として担い手確保につながる」と期待を込めた。

 発表会では、334点の中から選ばれた最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞3点を披露した。試作品の製作はミドリ安全が手掛けた。
 最優秀賞を受賞した田中アリスさん(ファッションデザイン学科2年)は、実際に建設業で働く友人の声として上がった「収納が少ない、スタイリッシュじゃない、ダサい」という従来のユニホームに対する不満をスタイルアップするデザインに反映させるだけでなく、男女問わず着心地の良いユニセックスデザインとして形にした。
 全建協連は広報戦略として発信の効果を高めるため、これまでも節目のポスター発表などを丁寧に手掛けてきた。今回の作品発表会は第3弾の発信活動となる。
 審査委員の浜田紗織ワーク・ライフバランス執行役員は「ユニホームという目に見えるもので多様性を提示することは意義がある」と評した。



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