日本綿花横浜支店事務所として1928年に建設された。関東財務局の事務所、横浜地方裁判所の仮事務所などに活用され、2003年に横浜市が取得した。13年には市指定有形文化財に登録された。
15-17年に実施した耐震補強工事では、外壁のテラコッタやスクラッチタイルの落下防止対策を施し、中区役所別館と共用する中庭屋根仕上げでは塩ビ製波板を撤去し、新規ガラス材に葺き替えた。
15年には活用事業者として横浜DeNAベイスターズが選定され、「スポーツ×クリエイティブ」をテーマに、にぎわいの創出や経済活性化につなげる中核施設に生まれ変わった。
規模はRC造地下1階地上4階建て延べ1986㎡。新築時の設計は渡辺節建築事務所、施工は佐伯組が担当した。耐震補強工事の設計は横浜市建築設計協同組合、施工は小俣組が担った。所在地は中区日本大通34。
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