【大阪駅うめきたエリアが開業、さらなる発展の起爆剤に】JR西日本 | 建設通信新聞Digital

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【大阪駅うめきたエリアが開業、さらなる発展の起爆剤に】JR西日本

長谷川社長

 JR大阪駅の地下の新ホームと西口改札、うめきた口改札からなる「うめきたエリア」が18日に供用開始した。同日大阪市内で開かれた記念式典には関係者ら約120人が出席し、開業を祝った。

 冒頭、長谷川一明JR西日本社長は「うめきたエリアは、拡大する鉄道ネットワークの拠点や未来につながる拠点、そして、まちづくりの拠点となる。ひと、まち、社会の結び付きを深化させ、利用者の心を動かし、未来を動かすきっかけとなることを期待している」とあいさつした。

 続いて、同社大阪工事事務所の石原利信氏が事業や工事の概要を解説し、「東海道支線の地下化により、交通の円滑化や安全、鉄道で分断されたまちが一体的に利用できるなどの効果を期待される。この開業を一つのスタートとし、大阪・関西の発展へとつなげていきたい」と話した。

 久保田修司イノベーション本部長は、世界初のフルスクリーンホームドアや顔認証改札、AI(人工知能)移動支援など、同エリアで導入した新技術について説明し、「未来志向のさまざまな技術を盛り込んだ『未来駅』をぜひ体感してほしい」と呼び掛けた。

顔認証改札を通る利用者


 来賓出席した渡辺学近畿地方整備局長は「この事業はうめきた開発の基盤になる。大阪のさらなる発展の起爆剤となることを期待している」と祝辞を述べた。そのほか、田中清剛大阪府副知事が吉村洋文知事の、高橋徹大阪市副市長が松井一郎市長の祝辞をそれぞれ代読した。
 その後、新ホームで採用した発車メロディーの制作にかかわった府立夕陽丘高校音楽科の生徒が演奏と歌を披露し、開業に花を添えた。





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