【旭化成不レジの足立区共住】松井で着工/事業期間短縮へ等価交換 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【旭化成不レジの足立区共住】松井で着工/事業期間短縮へ等価交換

アトラス北千住の外観イメージ


 旭化成不動産レジデンスは、東京都足立区で計画していた分譲マンション「アトラス北千住」の建設工事に松井建設の施工で着手した。敷地を所有者が提供して事業者と共同でマンションに建て替え、所有権を住戸に置き換える等価交換事業となる。2025年2月下旬の竣工を目指す。

 規模は、RC造地下1階地上14階建て延べ1万2543㎡。住戸数は146戸、店舗は1区画となる。設計・監理はアーキサイトメビウスが担当している。

 建設地(千住3-56)は、旧日光街道のサンロード宿場町通り商店街に面している。昔ながらの家屋や裏路地など下町風情が残り、老朽家屋が多く、災害の倒壊や延焼の恐れがあった。ただ、建築基準法の接道要件を満たさない敷地や道路が狭く工事車両が進入できず単独建て替えが困難な敷地、底地借地など所有形態の整理が課題の敷地などが入り交じり、建て替えが進まなかった。

 旭化成不動産レジデンスは、将来の相続に備えることが可能で、比較的短期に建替可能な等価交換手法を底地権者・借地権者・所有権者計22人に提示し、相談開始からおよそ7年で着工にこぎ着けた。

 

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