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【万博日本館整備 約70億で清水と随契】近畿整備局

 

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 近畿地方整備局は20日、不落札随意契約に移行していた「大阪・関西万博日本館(仮称)整備工事」について、69億8000万円(税別)で清水建設と契約した。予定価格は70億円(同)だった。

 同局は1月24日の公告後、5月15、24日に2回開札したが、いずれも予定価格を上回り、その後の見積もり合わせでも予定価格内には収まらなかった。しかし、再公告では2025年大阪・関西万博の開催には間に合わないと判断し、不落随意契約へ移行した。

 規模はS・CLT(直交集成板)混構造3階建て延べ1万1352㎡。新築工事のほか、外構工事、電気・機械設備、エレベーター設備の新設を担当する。基本・実施設計は日建設計が担当した。工期は7月21日から25年2月28日まで。建設地は大阪市此花区夢洲東1。

 日本館は「いのちと、いのちの、あいだに-Between Lives-」をテーマとし、循環型社会とカーボンニュートラルの社会を意識した展示体験を主軸に据える。万博全体のテーマとなる「いのち輝く未来社会のデザイン」を前提として、人間だけが特別ないのちではなく、人間とそれ以外の生命や無機物まで含めた「いのち」と捉えてテーマを設定した。

 

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