大阪府門真市は、DB(設計施工一括)方式を採用する「(仮称)門真市立第四中学校区義務教育学校整備事業」を総合評価一般競争入札した結果、鴻池組・教育施設研究所JVに決めた。落札価格は契約後に公表、9月市議会の承認を経て契約する。公告時の予定価格は105億6496万3481円(税別)だった。
事業では、脇田小学校(脇田町4―1)、砂子小学校(三ツ島6―2―1)、第四中学校(江端町3―1)の3校を統合し、脇田小学校と第四中学校の敷地で新校舎を整備するほか、街区公園や市道も整備する。業務内容は、校舎棟や屋内運動場、給食棟改修の実施設計・施工、既存第四中学校と付属施設の解体撤去の設計・施工、公共施設(街区公園・市道ほか)の設計・施工など。基本設計は石本建築事務所が担当した。
新施設の規模は、校舎棟がRC一部PC・S造4階建て延べ1万4606㎡、屋内運動場・給食調理場棟がRC一部S造2階建て延べ2507㎡、放課後児童クラブ・地域協働ラボ棟がS造2階建て延べ1063㎡。街区公園の面積は1002㎡。工期は2027年3月31日まで。建設地は脇田町4―1、江端町3―1。
児童生徒数は小学部約500人、中学部約290人を見込んでおり、普通教室27室、特別支援教室11室のほか、多目的教室3室、特別教室11室、多目的ホール1室などを配置する。コンセプトは「教育からまちを変える」で、敷地内に地域の人々と交流できる地域協働ラボを設置し、まちづくりの拠点としての機能も持たせる。