【うみの現場見学会】新潟大生ら50人が船から新潟港護岸築造現場を体感!  | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【うみの現場見学会】新潟大生ら50人が船から新潟港護岸築造現場を体感! 

本間組JV施工の現場

 日本埋立浚渫協会は21日、新潟市の新潟港西港地区で進む土砂処分場護岸現場で、第21回の「うみの現場見学会」を開いた。招待された新潟大、長岡技術科学大、長岡工業高等専門学校の学生約50人が旅客船で現場近くまで行き、ケーソン据え付けが完了し上部コンクリート工事に着手する海上現場の迫力を体感した。
 現場は、本間組・不動テトラJVが施工する新潟港(西港地区)航路泊地付帯施設護岸築造工事(その3)。西港地区に堆積する土砂処分場の受け入れを拡大するための護岸築造工事で、6月から海上作業が始まった。新潟空港沖に位置し、既に長さ650m分が完了している北護岸の延伸工事となり、施工長さは50m。ケーソン2函の据え付けが完了し、現在は上部コンクリートの作業中。11月末の工事完了を目指している。

学生は船内から見学

 見学会では、同現場の藤田光典所長(本間組)が旅客船の中から、施工状況などを分かりやすく説明、学生は配布された双眼鏡を使い、船内から現場の様子を見学した。藤田所長は「関心を持って説明を聞いてくれた。将来、建設業の達成感を味わってもらいたい」と呼び掛けた。
 見学会の冒頭にあいさつした企画広報委員会委員長の稲富路生五洋建設取締役兼常務執行役員経営管理本部長は「シビルエンジニアを目指す人は社会インフラ整備を通し、建設会社がどういう仕事をしているかを知り、将来の礎にしてもらいたい」と強調。
 続いて風間悟北陸地方整備局新潟港湾・空港整備事務所副所長は「建設現場で働く環境が徐々に良くなっている。生活の安全・安心を支える建設業界にぜひ就職してもらいたい」と述べた。

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