【「建築100人展」見直しで新たな試み】「如学会建築展2023」開催/東京都市大建築学科の同窓会 | 建設通信新聞Digital

4月30日 火曜日

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【「建築100人展」見直しで新たな試み】「如学会建築展2023」開催/東京都市大建築学科の同窓会


 東京都市大学建築学科の同窓会「如学会」(小林秀憲会長)は4、5の両日、東京都世田谷区の同大世田谷キャンパス建築学科棟で「如学会建築展2023」を開いた=写真。これまで15回開催してきた「建築100人展」に代わるもので、同会では見直しを図る契機にしたいとしている。現役で活躍する卒業生7人と1組を選定して、作品の写真や図面、模型などを展示した。同大出身で竹中工務店に勤務し、今年4月に逝去した岩崎堅一氏の図面なども紹介している。同大建築学科、岩崎堅一先生を偲ぶ会実行委員会との共催、同大同窓会・校友会の後援。

 展示されたのは石田有作、遠藤克彦、加藤比呂史、十河彰・麻美、千野保幸、能作淳平、藤田雄介、麻殖生龍哉の7氏、1組。建築界で実績を持つ人と将来性のある人を対象とした。小林会長によると、公募だった100人展では反映しきれなかった同大建築の全体像に近づけたらということで、新たな試みになったという。来年以降の展覧会は、今回の企画も踏まえて詰めていく考えだ。同大教授も務めた岩崎氏の作品展示は、9月に岩崎堅一先生を偲ぶ会実行委員会が実施していたが、同大の学園祭も開催されている今回、より広く知ってもらおうと併設した。

 会場には同大教授の建築家・手塚貴晴氏が去年寄贈した「大学ピアノ」が置かれており、ミニライブが開かれ、近隣の住民らも足を運んでいた。

 

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