東北電力は、「東新潟火力発電所1、2号機リプレース計画」にかかる計画段階環境配慮書の縦覧を開始した。基礎、建屋を含む新設工事は2027年度に着工し、30年度から順次運転する方針だ。
1977、83年に稼働した同1、2号機は従来型の汽力発電方式を採用しているが、最新鋭のコンバインドサイクル方式に切り替え、6、7号機へと更新する。出力は120万kW(60万kW×2基)から130万kW(65万kW級×2基)に拡大する。
燃料にはLNG(液化天然ガス)を使用する。将来的には水素やアンモニアといったカーボンニュートラル燃料の活用を見据えており、「火力の脱炭素化」を目指す。
新設工事では、ガスタービンなどの機器据付工事のほか、基礎工事、建屋工事を計画。6、7号機の順で整備する。それぞれの着工、運転開始時期は6号機が27、30年度、7号機が32、35年度を予定する。並行して1、2号機の撤去工事も進める。
建設地は新潟県聖籠町東港1-1-155の同発電所構内。