東京電業協会(門間俊道会長)は14日、東京都足立区の東京武道館で第56回「電気工事士技能競技大会」を開いた。26社から44人の選手が参加し、屋内配線工事の腕を競い合った。最優秀賞に当たる経済産業省関東東北産業保安監督部長賞には、トーエネックの片山翔太選手が輝いた。

　開会式で門間会長は「本日参加している電気工事士の皆さんは、日頃からの電気の安全供給、災害・事故による停電時に、現場の第一線で活躍されている。そういう意味でも、皆さんの使命は大変重大だ。本日は安全作業に心掛け、日頃培った技能を十分に発揮し、悔いのないようベストを尽くしてほしい」と選手を激励した=写真。

　来賓の谷本隆関東東北産業保安監督部長が祝辞を述べた後、選手を代表して、きんでんの小野拓磨選手が選手宣誓した。

　競技の結果、国土交通省関東地方整備局長賞に平田哲也(新星電工)、東京都知事賞に北澤尚也(東光電気工事)、東京電業協会会長賞に高渕元樹(関電工)、日本電気協会関東支部会長賞に小菅晃永(日本電設工業)、日本電設工業協会会長賞に石澤智也(関電工)、東京都電設協会会長賞に小野拓磨(きんでん)、日本電気工事士協会会長賞に中野渡環(ユアテック)、女性活躍推進特別賞に佐藤日和(日本電設工業)の各選手を選んだ。

　このほか、チャレンジコーナーとして、日本電子専門学校、都立蔵前工業高校、都立多摩工業高校の3校から3組6人の学生が選手と同じ課題に挑戦した。

　

【公式ブログ】ほかの記事はこちらから

建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら