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5月7日 火曜日

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【全体事業費1163億円】近畿地整、大戸川ダム本体の実施設計を公告

大戸川ダムの完成イメージ


 近畿地方整備局は、大戸川ダム本体の設計に着手する。12日に「大戸川ダム実施設計業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。参加申請は22日まで、技術提案書は2024年1月26日まで技術資料等アップロードシステムで受け付ける。

 参加資格は「土木関係建設コンサルタント業務」の認定を受けている単体かJV。業務内容はダム本体実施設計、施工計画、施工設備実施設計関係機関協議資料の作成、事業全体工程の作成、概算事業費の精査。委託期間は24年12月13日まで。工事場所は滋賀県大津市上田上桐生町~上田上牧町。

 8月に開かれた「淀川水系ダム事業費等監理委員会」の資料によると、大戸川ダムは洪水調節専用の流水型ダム。型式は重力式コンクリートダムで、堤高67.5m、堤頂幅200m、総貯水容量2210万m3となる計画。全体事業費は1163億円。

 事業全体では調査設計や関係機関協議に4年、工事用道路着工から事業完了までに8年の期間を設定しており、現時点では33年度の完了を目指している。

 ダム本体の設計は24、25年度に水理模型実験と実施設計、工事用道路は23年度に概略設計、24、25年度に実施設計、環境調査は25年度末まで実施する予定。

 調査設計後、工事用道路に着工する。

 

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