SPC(特別目的会社)の愛知国際アリーナは8日、名古屋市で建設を進める愛知県新体育館の施設名を「IGアリーナ」に決めた。英国に本社を構えるオンライン金融サービス会社のIGグループがネーミングライツ(命名権)を取得した。
施設はRC一部S造5階建て延べ約6万3000㎡。メインアリーナ(固定席1万5000人)やサブアリーナ、多目的ホールなどを設ける。設計は前田建設工業・隈研吾建築都市設計事務所・大建設計JV、施工は前田建設工業が担当している。2025年3月の竣工、同年夏の開業を目指している。
同日の記者会見で、SPCの代表企業(設計建設時)を務める前田建設工業の東山基常務執行役員は「社会インフラの運営に会社として力を入れている。IGアリーナを新しいスポーツエンターテインメントのインフラと位置付けて、世界に誇れるものにしていかなければならない」とした上で「無事故・無災害でよい品質のものを全力でつくる。大きな目標に向かって最大限の努力をする」と力を込めた。