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5月3日 金曜日

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【東京・板橋区の再開発】大山町ピッコロ・スクエア、権変認可など1年繰り下げ

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 大山町ピッコロ・スクエア周辺地区市街地再開発組合(東京都板橋区)は、同地区で計画している再開発事業のスケジュールを変更した。合意形成や設計などのさまざまな側面から判断した。

 当初2024年度に予定していた権利変換計画認可を、約1年後ろ倒しとなる25年夏へと変更。これに伴い、建物の明け渡し期日は24年度から25年秋へ、29年3月末予定だった工事竣工は30年冬に変更となった。

 再開発の総事業費は約481億円で、施行区域は大山町23番ほかの約1.3ha。

 計画では、北側A街区に地下1階地上28階建て塔屋1層延べ4万0680㎡の施設を整備し、南側B街区は地下1階地上28階建て塔屋1層延べ3万0390㎡の施設を建設する。ともに主な用途は住宅、店舗、駐車場で、高さは約107m。

 商店街などと連携した道路や公園、広場を整えるほか、無電柱化やバリアフリー化により回遊性の高い歩行者ネットワークを形成する。建物の不燃化・耐震化、防災備蓄倉庫の整備などによる防災性の高いまちづくりにも取り組む。

 参加組合員として積水ハウス、事業協力者には同社と五洋建設が参画しており、基本設計はK計画事務所・安井建築設計事務所JVが担当した。同組合は23年9月に設立認可を受けた。

 現在は再開発事業の設計や施設建築物の施工などを担う特定業務代行者の選定段階にある。

 

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