【24、25年度で高さ100m超は27棟】都内の超高層ビル竣工/最大は品川I期4街区 | 建設通信新聞Digital

4月29日 月曜日

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【24、25年度で高さ100m超は27棟】都内の超高層ビル竣工/最大は品川I期4街区

 東京都内で2024年度から25年度にかけて、高さ100mを超える大規模超高層ビルが27棟竣工する。都がまとめた「高さ100m以上の大規模ビル建設状況」によると、このうち延べ床面積の最大規模は約46万0177㎡の「品川開発プロジェクト(第I期)4街区」で、24年度内の竣工を予定している。24年度に竣工を予定している15棟は、23年度の17棟に次ぐ、20年度以来の棟数となる。25年度は12棟を予定している。 調査は、23年12月31日時点で建築確認済みの建築物が対象。名称、高さ、延べ床面積などは建築確認申請に基づいており、一部、着工後に竣工年度などを変更した場合は反映していない。

 24、25年度に竣工予定としていた物件で、延べ20万㎡を超えているのは、品川開発プロジェクト(第I期)4街区のほか、東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等、(仮称)赤坂二丁目プロジェクト、日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(C街区)、大井町駅周辺広町地区開発計画A-1地区の5棟となっている。高さは、日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業(C街区)の283mが最も高く、4棟が200mを超える。

品川開発プロジェクトの第1期「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」の完成イメージ


 16年度から25年度までの10年間で見ると、100m以上の竣工・竣工予定物件は136棟に上る。過去10年間で最も100m超の竣工が多かったのは17年度と19年度の18棟で、次いで23年度の17棟、18年度と20年度、24年度は15棟となっている。

 また、16年度から23年度までで200m超のビルは14棟竣工し、最も高いのは虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業施設建築物等A街区の325mとなっている。24年度に1棟、25年度に3棟を加え、10年間で18棟となる見通し。

 24年度と25年度の竣工予定の大規模ビル名と高さは次のとおり(建築確認申請に基づく東京都の資料に記載の竣工年度であり、一部着工後の変更は反映していない)。

〈24年度〉
 ▽平井五丁目駅前地区第一種市街地再開発事業=109m▽十条駅西口地区第一種市街地再開発事業施設建築物=146m▽(仮称)港区西麻布四丁目計画=124m▽品川開発プロジェクト(第I期)1街区=172m▽(仮称)新TODAビル計画=171m▽品川開発プロジェクト(第I期)4街区=161m▽(仮称)六本木七丁目計画=140m▽東京駅前八重洲一丁目東B地区第一種市街地再開発事業施設建築物等=249m▽渋谷二丁目17地区第一種市街地再開発事業=122m▽住友不動産/新宿南口計画=117m▽(仮称)新宿区四谷四丁目計画=132m▽西新宿五丁目中央南地区第一種市街地再開発事業=144m▽(仮称)港区港南3丁目計画=100m▽(仮称)赤坂二丁目計画=147m▽(仮称)足立区綾瀬三丁目計画=109m。

〈25年度〉
 ▽(仮称)赤坂二丁目プロジェクト=210m▽(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト=125m▽日本橋一丁目中地区市街地一種市街地再開発事業(C街区)=283m▽(仮称)ポンテグランデTOKYO E街区=146m▽三田三・四丁目地区第一種市街地再開発事業複合棟-1=210m▽(仮称)内神田一丁目計画=126m▽南池袋二丁目C地区第一種市街地再開発事業に伴う施設建築物新築工事(北街区)=189m▽大井町駅周辺広町地区開発計画A-1地区=113m▽大崎駅西口F南地区第一種市街地再開発事業建築物=141m▽(仮称)池袋西プロジェクト=140m▽(仮称)芝二丁目計画=120m▽(仮称)南青山三丁目計画=149m。
 

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