【移転改築180床の新病院】6月補正に実施設計費/松本市立病院 | 建設通信新聞Digital

5月1日 木曜日

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【移転改築180床の新病院】6月補正に実施設計費/松本市立病院

完成イメージ


 長野県松本市は、移転改築を計画する市立病院の実施設計費を6月議会に補正計上する方針を固めた。既存病院の稼働実績を踏まえ、2034年度から黒字転換するとした新病院の事業収支計画が市議会市立病院建設特別委員会で了承された。24年度内に実施設計に着手し、28年3月の開業を目指す。

 資機材高騰などによる事業費増額を踏まえ、新病院の経営状況を懸念する声が上がっていた。

 新病院は、波田中央運動広場に建設する。想定規模はS造5階建て延べ約1万5000㎡。病床数は180床(うち6床は感染症病床)を確保する。建物構造は、敷地の地盤などを踏まえ、免震構造ではなく耐震構造に変更する。基本設計は横河建築設計事務所・カミムラ建築研究室JVが担当した。

 基本設計時点の概算事業費は約124億4000万円。建設資材の高騰や労務費の上昇などで当初見込みの約87億円から増額した。

 建設予定地は、波田4417-178の敷地1万1800㎡。波田中央運動広場のうち、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)を除く用地に建設する。土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)は法面対策工事を実施する。

 

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